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映画「プリデスティネーション」は伏線回収が気持ち良い作品

映画
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映画「プリデスティネーション」は伏線回収がお見事。しっかり作り込まれたタイムトラベル物が見たいときにおすすめな作品。

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プリデスティネーションのかんたんなあらすじ

ひとりバーに訪れたジョンはバーテンダーに自分の悲惨な過去を話す。

話を聞いたバーテンダーはジョンに同情し、過去に戻れるならやり直したいかと尋ねる。

バーテンダーは連続爆破事件を時空を超えて追っているエージェントだった。

作品情報

公開日

日本 2015年2月28日

上映時間

97分

監督

マイケル・スピエリッグ

ピーター・スピエリッグ

キャスト

イーサン・ホーク

サラ・スヌーク

ノア・テイラー

プリデスティネーションの感想

ピンからキリまであるタイムトラベル物の中でも、この「プリデスティネーション」はけっこう面白かった。

前半の「今までの悲惨な人生」を聞かされるシーンが長いなぁと思ったり、この先面白くなるのか不安だったけど、後半しっかり巻き返してくれた。

ストーリーがやや複雑なんだけど、登場人物を少なくすることで観やすいつくりになっている。だけどそれでも油断すると混乱しそうになるので、ながら観をするのは難しい作品。

プリデスティネーションはバイオリンケースみたいなやつでタイムトラベルする

バイオリンケースみたいなやつでタイムトラベルするんだけど、ケースのダイヤルで年月日を合わせるのはおもしろい。

このタイムトラベルする道具についてはあまり詳しく語られていないけど、ケースに見えるけど開閉しないことと、人間はケースから1m以内に入るとタイムトラベルできるっぽい。

1981年につくられたものらしく、映画の中ではこの1981年を中心にして、未来へも過去へも53年は移動できるらしい。それ以上のタイムトラベルは時空が崩壊するとかなんとか。

タイムトラベル物の映画は、何をつかってどうやってタイムトラベルするのか、タイムトラベルするときのルールはどうなっているかを観るのも楽しいポイント。

「鶏が先か卵が先か」をうまく描いた映画

昔から多くのひとを悩ませている「鶏が先か卵が先か論」を映画「プリデスティネーション」はうまく描いている。

少し退屈に感じてしまった前半の悲惨な回想シーンも、後になって無駄がないつくりになっていることに気がつく。

映画を観終わってからしばらく鶏が先に生まれたのか、卵が先に生まれたのか考えてしまった。

ちなみに、イギリスのニュースサイト「The SUN」(リンク先英語)によると鶏が先らしいです。

プリデスティネーションを鑑賞したまとめ

孤児院や組織の雰囲気はどことなくレトロフューチャーな感じがしたり、タイムトラベル物としてはつっこみどころも少なく、良いかんじのSF映画になっている。

ストーリー重視のしっかり目で硬派なタイムトラベル物が観たいひとにおすすめな映画でした。