PR

実話を元にした映画マーウェンを観たら実際の写真展も観たくなった

映画
記事内に広告が含まれています。

映画「バックトゥザフューチャー」のロバート・ゼメキス監督作品。実際に起きた出来事をもとにつくられた映画「マーウェン」は楽しくも考えさせられる作品でした。

スポンサーリンク

マーウェンのかんたんなあらすじ

ある日、バーで飲んでいたマークは少し変わった趣味をもっていることによってヘイトクライムに巻き込まれる。

暴行を受けなんとか一命を取り留めたマークは、フィギュアを使いひとり孤独に小さな世界を創造していた。

作品情報

公開日

2019年7月19日

上映時間

116分

監督

ロバート・ゼメキス

キャスト

スティーブ・カレル

レスリー・マン

ジャネール・モネイ

ダイアン・クルーガー

メリット・ウェバー

マーウェンの感想

実際にあった出来事をもとにつくられた映画「マーウェン」。

ヘイトクライムで暴行を受け、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながら立ち上がっていく姿を描いているので、わりと重めの映画かなと思ったけど、そんなことはなかった。

映画としての楽しさや面白さがありつつ、しっかり真剣にそのテーマを絶妙なバランスで表現しているので、とても観やすい作品。

主人公マークが生活する現実と、彼が創造する世界の2つで物語が進行していくのが面白い。

ジオラマのようで、少し自分もつくってみたくなるようなマークのフィギュアの世界がとても魅力的。日々戦いを繰り広げているフィギュアたちが、蜂の巣になっちゃうくらい銃を撃ちまくるのは笑ってしまう。

マークが創造している世界ではフィギュアたちが戦っているわけだけど、この戦いがマークの心の苦悩、葛藤をうまく表現している。

マークの分身的なホーギーは、暴行事件によって失われたマークの「勇気」と「自信」そのもの。

それにPTSDによる発作は、まさに銃弾が飛び交う戦場にいるくらい恐怖を感じるだろうということをわからせてくれる。

それに、PTSDで苦しむひとには周りの仲間や理解者、心を安定させるお守りのようなものが大切ということも実感。

こうやって感想を書くと、やっぱりすごく真面目で重い映画なのかなと自分でも思ってしまうけど、実際に映画を観ると楽しめる系の映画なので、ちゃんと楽しめて考えさせてくれる映画に仕上げるあたりロバート・ゼメキス監督っぽいなぁ。

マーウェンに出てくるタイムマシンはデロリアンモチーフ

劇中にタイムマシンが登場するんだけど、そのデザインや動きが映画「バックトゥザフューチャー」のデロリアンをモチーフにしていて「バックトゥザフューチャー」のファンとしてはニヤッとするポイント。

「マーウェン」も「バックトゥザフューチャー」も監督がロバート・ゼメキスだからこその遊び心かなと思ったり。

「マーウェン」は実話をもとに製作された映画なので、もしかしたら映画のモデルとなった実在のマークという人物が「バックトゥザフューチャー」のファンだったのかもしれない。

マーウェンのモデルとなった実在のマーク

エンドロールでも少し紹介されていたけど、映画のモデルとなった「マーク」は実際に写真展を行ったり、アーティスト活動をしています。

実際に撮られたものを観てみたい。

リンク先は全部英語だけど興味のある方はぜひ。

MARWENCOL

マーウェンを鑑賞したまとめ

明るい未来を自分で創造する大切さを、改めて教えてくれる映画でした。

誰にでも魔女(のような存在)は近くにあるかもしれないので、時にはしんどい時もあるけど、負けずに前へ向かっていきましょう。