浜辺美波が可愛いから「君の膵臓をたべたい」観てみ。と言われたので不純な動機な気もしつつ素直に鑑賞。
原作の存在も知らずに映画だけの感想だけど、結果から書くと病気をテーマにしつつも重すぎずに観れる良い青春映画でした。
君の膵臓をたべたいのかんたんなあらすじ
「僕」が病院で偶然、クラスメイトの山内桜良が書いた日記帳のようなものを拾う。
そこには病気で余命が長くないことが書かれていて、山内桜良の秘密を知ってしまった「僕」は山内桜良の死ぬまでにやっておきたいことに付き合うことになる。
作品情報
公開日
2017年7月28日
上映時間
115分
監督
月川翔
キャスト
浜辺美波
北村匠海
大友花恋
矢本悠馬
桜田通
森下大地
上地雄輔
北川景子
小栗旬
君の膵臓をたべたいの感想
君の膵臓をたべたいの良かったところ
この映画を観るきっかけになった主演の浜辺美波の存在感が良い。たしかに可愛いのもあるけど、もっとちゃんとした言葉で評価したい。
「山内桜良」という役はこの時の浜辺美波だから成立したのかなと思うくらいハマリ役。映画「君の膵臓をたべたい」の浜辺美波はみんな好きなんじゃないかなぁ。
ストーリーの方も、不治の病になってしまった山内桜良が「ふつう」の素晴らしさや難しさを教えてくれるわけだけど、さらにそれは「いつ終わってもおかしくない」ということを付け加えているので、とてもわかりやすく強いメッセージになっている。
昔からいろんな人が声を揃えて言う「今日を精一杯生きる」を自分ができているか再確認するきっかけをあたえてくれる映画。
そして病気になった人にしかわからない世界や望むものを少しだけ垣間見せてくれる。
そんな中、いつもガムを噛んでいるガム君(矢本悠馬)がはじめて主人公にガムを渡した後の表情が1番印象に残った。あれは良い芝居だと思う。
君の膵臓をたべたいのダメなところ
クラスで1番人気が有る女の子とクラスで1番地味な男の子の話という設定は誰かの願望も見え隠れするけど、まぁあるかもしれない話。
だけど、どうしても「僕」のキャラクターが好きになれない。
他人に興味がないという自己防衛のための言い訳をしつつ山内桜良にはしっかり興味があるやん。と思ってしまった。「僕」の不器用さに共感できないと感情移入しずらいのかもしれない。
そして全体的に感動させよう泣かせようという雰囲気が漂っていて覚める。映画公開から時間が経っていて評判が良いことは知っていたのでハードルが上がりすぎた。
君の膵臓をたべたいを鑑賞した まとめ
よくある「病気の少女が主人公の感動もの」を奇をてらったタイトルで興味を持ってもらおうという映画なのかなと思っていました。
病気がテーマの作品というのは、けっこうメンタルやられちゃって観れないことが多いので避けていたけど「君の膵臓をたべたい」は重いテーマでも淡く明るく重すぎないように描かれているので、観やすくメッセージを伝えてくれる映画。
現在と過去に分けて描く手法や、生と死を扱うのは感動ものとしては鉄板パターンなのかなと思っています。