「ボン・ボーヤージュ家族旅行は大暴走」をネットフリックスで鑑賞。
トラブルをこれでもかというくらい詰め込んだ、ベタベタなロードームービー風な密室コメディでした。
ちなみにタイトルにあるボン・ボヤージュ(bon voyage)はフランス語で「良い旅を」という意味。
ボン・ボヤージュのかんたんなあらすじ
夏休みに自慢の新車で家族旅行へ出かけたが、車に搭載されている最新AIシステムが故障して速度が落ちずブレーキもきかない。
家族が乗る車は時速160kmで高速道路を暴走し、極限の車内では家族の秘密があきらかになっていくなか渋滞が迫る。
作品情報
公開日
2017年7月22日
上映時間
92分
監督
ニコラ・ブナム
キャスト
ジョゼ・ガルシア
アンドレ・デュソリエ
カロリーヌ・ビニョ
ジョゼフィーヌ・キャリーズ
スティラノ・リカイエ
ボン・ボヤージュの感想
ボン・ボヤージュの良かったところ
家族でバカンスに出かけてトラブルに見舞われるという古典的なあらすじだけど、ストーリーは車内を中心に展開。車内を中心とした密室劇にしてはテンポがよくて飽きずに観ることができる。
暴走する車に負けず、ストーリーもたくさんのドタバタを詰め込んで畳み掛けてくる。
バカバカしいコメディなんだけど、車の暴走シーンはちゃんと撮っていて、これでこの映画全体のクオリティが上がっている。
狙っているのかわからないけど、最初から最後まで主人公トムが映画「アイアンマン」のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)に似ているなぁと思いながら観ていた。(これは良いところなのか)
ボン・ボヤージュのダメなところ
コメディ映画ではあるけど「笑いどころ」はなかった。
フランス映画なので、フランス人と笑いのツボが違うだけなのかもしれないけど、とにかく笑えないコメディ映画。古いMrビーンを観ているような気分になるネタが多い。
ボン・ボヤージュに出てくる車メドゥーサのCM
この「ボン・ボヤージュ」に登場する時速160kmで暴走する車メドゥーサは、さすがに実在しない車。
新車で買った車が家族を乗せて暴走するなんて内容の映画だから、実在する車メーカーは車両の提供はしないよね。イメージが悪すぎる。
最新の車のわりに速度制御システムだけじゃなく、あちこち簡単に壊れるところを見ると、これからやってくる自動運転の時代に警鐘をならしているというか、ニコラ・ブナム監督の皮肉たっぷりのジョークなのかなとも思ったり。
いやいや考えすぎだろうなぁ。
ボン・ボヤージュのまとめ
荒いなぁと思う部分も多い映画だけど、たぶんそんなこと気にせずに気軽に楽しんで観るのが正解。
多くの映画を観ている人ほど気になる点があるだけで、娯楽映画としては充分楽しめる作品でした。