テイクオーバーの作品情報
監督:アンネマリー・ファン・デ・モンド
キャスト:ホリー・ブロート/ゲーザ・ワイズ/フランク・ラマース/ノーチェ・ヘルラール/ローレンス・シェルドン/ワリード・ベンバレク/スーザン・ラデル
テイクオーバーの超かんたんなあらすじ
凄腕ホワイトハッカーがハッキングしたことにより大きな組織に狙われてしまう。組織に罪の濡れ衣を着せられたホワイトハッカーは警察と組織から逃げつつ真実を暴く。
テイクオーバーのネタバレなし感想
映画のスタートからタイトルがカットインされるまでの冒頭シーンまでは期待したんだけど、そこからあまり盛り上がることなく終わってしまった印象の作品。
「面白かったかい?」と聞かれたら「あんまり面白くなかった」と答えてしまう。
テクノロジーの進化によって起きうる危険性(もしかしたらもう起きてるかも)を描いているのは良いのだけど、どこかで見たような内容で新しさは感じなかった。
テイクオーバーのネタバレあり感想
メルはトラブルメーカー
凄腕ハッカーのお話ではあるけど、ハッカーでもなんでもない一般人トーマスの存在が大きい。
トーマスは食事中に音を立てながら食べるクチャラーだし初デートで中華のデリバリーを頼んじゃうし、そのデリバリー代まで女性に請求しちゃうようなモテない男だけど優しいのでメルの事件に巻き込まれてしまった。
最後にもバスに飛び移る大活躍を見せたりと、ストーリーになくてはならない存在なんだけど、恋心を抱いていたとしてもよく知らないメルのためにそこまでする必要があったのかは疑問。
トーマスはただただ、メルに振り回されていただけにも見える。
それにブディは撃たれてしまった訳だが、元はと言えばメルがブディのことを勘違いして裏切ったからである。
そう考えるとメルのわがままというか、周りがメルの暴走に振り回された話でもある。
メルは海外ドラマ「ペーパーハウス」のトーキョーのようなトラベルメーカーなのかもしれない。
ちょっとの火事で暴走するバス
後半の自動運転バスが暴走してしまうシーンは今作の盛り上がるポイントのひとつなんだけど、あれぐらいの火事で暴走するってことは安全性がぜんぜんあかんやんと思ってイマイチ真剣に見れなかった。
複数箇所にサーバーとかあって、一箇所でトラブルが起きることぐらい想定内なんじゃないかと。
書いていて気がついたけど、なんだかんだで気になるところが多い作品だった。