映画「ビッグ・バグズ・パニック」は最初から最後までB級映画のお手本のような作品でした。
ビッグ・バグズ・パニックのかんたんなあらすじ
いつものように出社するクーパー。突然耳鳴りがして倒れてしまい、目を覚ますと世界は巨大な虫に襲われていたことに気がつく。
作品情報
公開日
日本 2009年11月28日
上映時間
91分
監督
カイル・ランキン
キャスト
クリス・マークエット
ブルック・ネヴィン
レイ・ワイズ
キンジー・パッカード
E・クインシー・スローン
ビッグ・バグズ・パニックの感想
映画本編が始まるまでのオープニングが長い。だけど本編が始まったら導入は短くてテンポよくストーリーが進む。
テンポよくといってもそこはB級、主人公クーパーのキャラクターや会話に慣れるまでちょっとイライラすることろもある。
突っ込みどころは多いわけだけど、この映画はそんなこと気にしていたら観れない。
たぶん「ビッグ・バグズ・パニック」というタイトルや、巨大な虫に襲われるというあらすじから予感させるB級感を乗り越えて観たひとなら、突っ込みどころは無視して楽しめるはず。
いろんな「なぜそうなったか」が基本的に省かれているのが清い。とりあえずこういう設定の映画だよってゴリ押ししてくる感じ。
そんな中、一応、良い話というか家族の絆みたいなものも描かれていて、主人公クーパーにしても補聴器をつけている青年ヒューゴにしても、このパニックを通して出会いと別れがあり、成長していく様子を見ることができるので、B級な雰囲気の中にもメッセージがあるのが良い。
巨大な虫はクワガタのよなスカラベのような
巨大な虫のデザインは良くも悪くもふつう。そして思ったより小さい。虫と人間のハイブリッドは気持ち悪いながらも少しアートだなと思ってしまった。
人間から虫の脚が生えてきて蜘蛛のようになるこの造形、どこかで見たような気もするけど思い出せない。
スターシップトゥルーパーズの制作チームが関わっている
B級映画のお手本のような作品だけど、どこかクオリティの高さを感じるのは、映画「スターシップ・トゥルーパーズ」の制作チームが関わっているからかもしれない。
「スターシップ・トゥルーパーズ」も、この「ビッグ・バグズ・パニック」のように巨大な虫と戦う映画で人気シリーズなので、まだ観たこと無いひとはぜひ。
まとめ
大作や話題作が好きな人にはおすすめしづらいけど、B級映画やモンスターパニック系の作品が好きな人におすすめな映画でした。