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レディプレイヤーワンはオールスター感謝祭みたいな映画でただただ楽しめる良作

映画
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映画を多く観てきた人ほど楽しい発見があり、映画に詳しく無い人はこの映画を観ることで他の映画を知るきっかけになる。

スティーブン・スピルバーグ監督による楽しいお祭りのような映画。

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レディプレイヤーワンのかんたんなあらすじ

舞台は2045年。荒廃した世界で人類の多くは、オアシスというVR空間に現実逃避をしていた。

オアシスの創始者が残した遺言によると、オアシス内にある隠しアイテム(イースターエッグ)を見つけることができれば、オアシスの所有権と5000億ドルの遺産を受け取ることができる。

隠しアイテム(イースターエッグ)を手にするのは誰か。

作品情報

公開日

アメリカ 2018年3月29日

日本 2018年4月20日

上映時間

140分

監督

スティーブン・スピルバーグ

キャスト

タイ・シェリダン

オリヴィア・クック

ベン・メンデルソーン

T・J・ミラー

サイモン・ペグ

マーク・ライランス

レディプレイヤーワンの感想 ネタバレなし

レディプレイヤーワンの良かったところ

誰が観ても楽しめる映画だけど、今までどんな「映画」「アニメ」「ゲーム」に触れてきたか、そして80年代という魅力的な時代をどれだけ知っているかで、この映画の興奮度がさらに上がる。

かなり多くの「ネタ」があって、1回観ただけではすべての「ネタ」を回収できないので、観るたびに新しい発見がある。

長い時間をかけて、いろんな作品を観てきたからこそ感じる不思議なあたたかさがある作品。

レディプレイヤーワンに関しては、面白いとかよりも「嬉しい」という表現が1番しっくりくる。

レディプレイヤーワンのダメなところ

ただただ楽しいハリウッドお祭り映画なので、ダメなところは無しと言ってもいいんじゃないかなと思う。

それでもあえて書くなら、子供が観たらキャラクターを知らない大人が観たらキャラクターを知っているけど内容が子供っぽいというギャップが生まれてしまう。

童心にかえって楽しんだり、親子でキャッキャしながら観てほしい。

レディプレイヤーワンに登場するデロリアンについて

レディプレイヤーワンには、映画、アニメ、ゲームなどの様々なキャラクターが登場するんだけど、バックトゥザフューチャーのタイムマシーンでおなじみのデロリアンについて少し。

バックトゥザフューチャー以外で、タイムマシーンデロリアンが登場するだけでもファンとしては嬉しくなるんだけどそれだけではなくて、

80年代の海外ドラマ「ナイトライダー」に出てくるナイト2000の赤く流れる光が、レディプレイヤーワンに登場するデロリアンにも搭載されている。

デロリアンだけでも映画を観ているこっちはテンションが上がるのに、ナイト2000の要素も混ぜてくるなんて、ゴールデンウィークと年末年始がまとめて来たようなもの。

この例えは間違っているような気もするけど、とにかくニヤニヤしながら楽しめるポイントが多い映画だということを伝えたい。

ちなみに、タイムマシーンデロリアンにはいくつかのバージョンがあるんだけど、レディプレイヤーワンに登場するデロリアンは、バックトゥーザフューチャー1に出てくるデロリアンがモチーフ。

スティーブン・スピルバーグだから撮れたレディプレイヤーワン

レディプレイヤーワンをお祭り映画だと表現したのは、いわゆるオールスター感謝祭的な雰囲気を感じたからなんだけど、この映画はどうやって実現させたのだろう。

いろんなキャラクターを登場させるだけでも、とんでもない数の契約書が飛び交ったのではないかと勝手に心配してしまう。

ちなみにレディプレイヤーワンの制作費は1億7,500万ドル(日本円で約198億円)で、それなりに制作費はかかっているけど、他の作品と比べてとくに高いというわけでもないので、キャラクターの使用権などでの費用は、あまりかかっていないことが予想できる。

映画の内容が良いのはもちろん、「スティーブン・スピルバーグ監督が撮るなら」ということでキャラクター使用ができた部分は大きいだろう。

まさに映画界の巨匠、スティーブン・スピルバーグにしか撮れなかった映画。

参考までに他の映画の高額な制作費はこんな感じ。

・ダークナイトライジング  257億円

・タイタニック  294億円

・トイストーリー3  200億円

・スパイダーマン3  293億円

話題作はやっぱりとんでもない制作費がかかってるね。

レディプレイヤーワンのまとめ

レディプレイヤーワンは製作陣も楽しみながらつくったんじゃないだろうか。

レディプレイヤーワンという映画が生まれる為に必要だった作品たち、スタッフ、さらには観客にまでリスペクトを感じることができて、最後のスタッフロールを見る頃には、不思議な温かい気持ちになった。

ちょっと言い過ぎかもしれないけど「映画」「ゲーム」「アニメ」をたくさん観てくれて、好きでいてくれてありがとうと言われたような気持ちでスタッフロールを眺めていた。

レディプレイヤーワンという映画は世代を超えて、観客を含めたみんなでつくった映画と言えるかもしれない。