映画「LUCY/ルーシー」をアマゾンプライムビデオで鑑賞。人間は脳を10%しか使っていない説を前提としつつもおもしろいSFアクション映画でした。
LUCY/ルーシーのかんたんなあらすじ
ルーシーはマフィアの闇取引に巻き込まれてしまい、麻薬が入った袋を腹部に埋め込まれてしまう。
運び屋として移動させられるが、埋め込まれた袋が破れて麻薬が体内に取り込まれてしまい、脳が覚醒していく。
作品情報
公開日
日本 2014年8月29日
上映時間
89分
監督
リュック・ベッソン
キャスト
スカーレット・ヨハンソン
モーガン・フリーマン
アムール・ワケド
チェ・ミンシク
LUCY/ルーシーの感想
普段10%ほどしか使われていない人間の脳を100%使うことができたらどうなるか。というめちゃくちゃ面白そうなテーマのSFアクション映画。
思ったよりバイオレンスなシーンもあって、アクションやカーチェイスのシーンはいかにもリュック・ベッソン監督。タクシーシリーズを彷彿させる。
面白い映画なんだけど、どこかで観たような感覚がずっと残っている。決してパクリとかそういう悪い意味じゃなくて、今までいろいろ映画を観てきた中でいくつかの作品の雰囲気に「LUCY/ルーシー」が似ているんだろう。
たとえば主人公のルーシーが不思議な力を使うシーンはなんとなく映画「バイオハザードシリーズ」のミラ・ジョヴォヴィッチっぽくもあるし、ラスト10分は松本人志監督作品の「シンボル(2009年)」を思い出した。
そのラスト10分くらいの演出はもう何が起こっているのかわからなくて面白い。脳を100%使うことができたらこんなことになってしまうのか。ここまでやるかという演出で「LUCY/ルーシー」を観た人はラスト10分のシーンの話で盛り上がりそう。
映画を観た人にしかわからないけど、あれだけの情報がつまったUSBメモリをパソコンに差し込んだらすぐフリーズしそうよね。でもあのUSBメモリ欲しいなぁ、宇宙なデザインが可愛い。
人間の脳は10%しか使っていない説は古い
こんなことを言ってしまうと元も子もないけど、人間の脳は10%しか使われていないという説は都市伝説みたいなもので、人間は脳の全体を使って物を考えている説が今は有力。
有力というかMIT(マサチューセッツ工科大学)の賢い教授が論文を書いているので本当だろう。
ルーシーのように脳を100%使っても不思議な力が使えるようになるわけではないらしい。
それはそれでちょっとがっかりする。
不思議な力が使えるわけではないというがっかり情報だけでは面白くないので、少しわくわくすることも書いておくと、人間の「意識」に関してはまだ解明されていないことだらけなので、この「意識」というやつがぼくたち人間に不思議な力をあたえてくれるヒントになるかもしれない。
どこからやってきたのかわからない「意識」を自由に操れるようになると、もしかしたらルーシーのようなことができるかもしれない。
意識は宇宙とつながっている説を推しています。
LUCY/ルーシーを鑑賞したまとめ
映画「LUCY/ルーシー」は人間は脳を10%しか使っていない説を前提としつつも、それをアリとして観れるくらい面白いSFアクション映画でした。